本日は、「新発見・新指定の文化財」展の
3回目のミュージアムトーク(展示解説)を開催しました。
先週は冷たい雨にみまわれましたが
ここ数日は晴れた日が続いたせいでしょうか
近くの和歌山城などでは、
桜の花も咲き始め、
少しずつ、来館者の数も増え始めています。
今回のミュージアムトークへのご参加者は6名でした。
お昼時の暖かい時間帯は、桜をご覧になる方が多いようですが、
そんな中、みなさまトークにおつきあいくださり
ほんとうに、ありがとうございました。
トークの風景はこんな感じです。
(画像をクリックすると拡大します)
今日は、1回目のミュージアムトークに参加された方が、
再びトークに参加されていて、
こちらも少しびっくりいたしました。
同じ展覧会のトークということで、
内容も似通ったものになりますから、
2度目の参加者には申し訳ないと思っていたのですが、
トーク終了後にお話しを伺ってみると、
意外にも、少しずつトークの内容や取り上げる作品も異なっていて、
楽しめたとおっしゃっていただけました。
考えてみれば、担当する私も人間ですから、
当然、毎回同じことをお話しできるわけではありません。
その意味では、未完成で不充分なトークなのかもしれませんが、
トークをしていて、それこそ「新発見」することもありますし、
ご来館者のご質問やご興味にそって、
トークが進行していく場合もあります。
こうした学芸員の生の声をお伝えできることが
ある意味では、
ミュージアムトークの魅力ではないかと思ったりもしています。
ぜひ、一度ご参加された方でも
二度目のミュージアムトークに参加してみてはいかがですか?
みなさまにとっても、「新たな発見」につながるかもしれません。
今後のミュージアムトークの予定は、
4月3日(土)、4月11日(日)
の、計2回です。
時間はいずれも、13:30?14:30です。
これからは、お花見も本番です。
お花見帰りに、あるいは夜桜の前に、
ちょっと博物館に立ち寄って、
トークを聞いてみてはいかがですか?
(学芸員 安永拓世)
→企画展 「新発見・新指定の文化財」
→和歌山県立博物館ウェブサイト