11月27日(日) 博物館のエントランスホールにて、
りら創造芸術高等専修学校の生徒に、
真国御田春鍬規式の実演をしていただきました。
50名近くのかたにお越しいただきました。
ありがとうございます。
また演じていただいた、高校生の皆さん、
ありがとうございます。
先のブログでも書きましたが、
もともとは地元の村のかたがた、小学校の児童により演じられていたものです。
それが一端途絶えてしまったのを、地元のかたがたと学校が協力して復活させた芸能です。
地元に根ざした、非常に大事な取り組みをされている学校が
紀美野町にはある、ということも知っていただけたのではないかと思います。
解説のなかでは説明し忘れてしまいましたが、
道具など手作りのものもあります。
今回の特別展にかかわる調査で、
真国御田で使われていた古いお面や台本などが見つかりました。
真国御田については、ことば(台本)や道具など
まだまだ新発見があるかもしれません。
芸能自体ももちろんこれで完成、ということではないと思います。
地元の歴史と文化を掘り下げていけば、
まだまだ進化していく部分もあると思います。
さらなるりら創造芸術高等専修学校の生徒らによる
取り組みに期待したいと思います。
(学芸員 坂本亮太)