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県立和歌山工業高校が作ったさわれるレプリカ、鹿児島で展示

 2011年12月16日、17日に、鹿児島県民交流センター他を会場にして開催された、第21回全国産業教育フェア鹿児島大会で、専門高校等で学ぶ全国の高校生が実習・課題研究等において製作した作品を展示する「作品展示」の部に、当館と和歌山県立和歌山工業高校産業デザイン科が協力して作ったレプリカが出品されました。
鹿児島大会1 鹿児島大会2
 会場で対応された和歌山工業高校・武本先生によりますと、「工業のほかにも農業、商業、水産、家庭、看護、情報等があり、どの展示も面白いものばかりでした。商業には錦鯉を卵から育てて販売するようなところもありました(その場での販売はなしでしたが、錦鯉は運んで水槽で元気そうに泳いでました)。ブランドを立ち上げたり、お茶やお米を売りだしたり、食堂を運営したりする事例紹介もありました。水産も組みひもで人形を作る実演があったり、海洋実習の様子などを流したりしていました。作品展示以外にも、即売会やフラワーアレンジメントの大会、エコクッキング大会等もあったようです。」とのことです。
 全国の高校生・高専生のキラキラと輝く努力の結晶を一堂に揃えた、とても大きな大会だったようですね。大会のようすはこちらの大会ウェブサイトからどうぞ。→http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sanfair2011/
 なお、やはり昨年度に県立和歌山盲学校と連携して作製したさわって読む図録「仮面の世界へご招待」は、12月16日~19日に和歌山アートキューブで開催された「紀州のてみやげ展2+仕事展」(主催;JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)和歌山)に出品されていました。
 触れるレプリカとさわって読む図録が、たくさんの人の心に届く貴重な機会、これからも増えていって欲しいと思います。(学芸員 大河内智之)

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