昨日(5月14日)より、「桑山玉洲のアトリエ」展の後期展示が始まりましたが、後期展示の間にも、いくつかイベントや関連企画が予定されています。それらをご紹介しておきましょう。
まず、今週末の5月18日(土)には、
「国際博物館の日」記念講演会が開催されます。
◆「国際博物館の日」記念講演会
「語り合う 桑山玉洲の魅力」
日時:5月18日(土)13:30~15:00
講師:近藤 壮氏(和歌山市教育委員会 文化振興課 学芸員)
対談:近藤 壮氏・安永 拓世(当館 学芸員)
会場:県立近代美術館(博物館となり)2階ホール
この記念講演会に、講師としてお迎えする近藤壮氏は、2006年に、和歌山市立博物館で開催された、大規模な「桑山玉洲」展という特別展をご担当された方です。
玉洲の画業や資料について、日本で一番よくご存じな方でもあります。
記念講演会では、その近藤氏に、約1時間ほどのご講演をいただき、
そのうえで、残りの30分ほどを対談という形にし、
玉洲について、さまざまな意見を交換する場を設けたいと思っております。
基本的には、今回の展覧会を担当した当館学芸員の安永が、近藤氏に質問や対談をするという形式を取りたいと考えておりますが、会場からのご意見やご感想も受け付けたいと思っております。
玉洲について、色々と質問やご意見をお持ちの方は、ぜひ、5月18日の記念講演会にご参加いただき、
桑山玉洲の魅力について、皆さんで語り合いましょう。
記念講演会への参加は無料です。事前申し込み等は必要ございません。ぜひ、ふるってご参加くださりませ。
また、後期展示の間には、この記念講演会のほか、
ミュージアムトーク(展示解説)や、ハンコ作りのワークショップも予定されています。
◆ミュージアムトーク(展示解説)
①5月18日(土) 記念講演会終了後、15:15ごろから1時間程度
②6月1日(土) 13:30から1時間程度
ミュージアムトークへのご参加には、博物館への入館料が必要となります。
入館券をお求めのうえ、企画展示室の入口にお集まりください。
さて、最後は
「作ってみよう、石のハンコ」のワークショップですが…
参加には、事前申し込みが必要となります。
残念ながら、定員の20名に達しているため、申し込みの受付は終了しました。
ワークショップの詳細は以下のとおりです。
◆関連企画 ワークショップ
「作ってみよう、石のハンコ」
日時:5月26日(日) 13:30~15:30
会場:博物館2階学習室
参加対象:小学3年生以上 先着20名(要申込)
参加費:300円(材料費・保険料を含む)
申込先:和歌山県立博物館(TEL.073-436-8670)
このワークショップにご興味のある方は、5月6日におこなわれた同じワークショップのハンコ作りの様子
→ワークショップ「作ってみよう、石のハンコ」が開催されました(桑山玉洲のアトリエ)
をご参照くださりませ。
また、5月26日のワークショップの様子も、この博物館ニュースでアップする予定にしています。そちらも合わせてご参照くださりませ。
いずれにせよ、石でハンコを作るのは、それほど難しいことではありません。今回の当館でのワークショップは締め切ってしまい、ご参加いただけないので、申し訳ないのですが、文房具店や書道具店などには、ハンコ作りの簡単なセットが売られています。ご興味のある方は、ぜひ、試してみてください。
このように、後期展示中も、さまざまなイベントが開催されます。皆さまのご参加をお待ちいたしております。(学芸員 安永拓世)
→特別展 桑山玉洲のアトリエ―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―
→和歌山県立博物館ウェブサイト