職場体験第6弾です。毎週のように中学生が職場体験に来てくれてます。
10月26日(水)~29日(金)の3日間、和歌山市立有功中学校の生徒(男子2名)が来てくれました。
今回は職員の都合により、いつもとはスケジュールを若干替えざるをえませんでした。
初日(26日)は、朝礼ののち、まず展示室内のガラス拭き。
毎朝、蘆雪・応挙に出会えるこの幸せ!
その後、受付など来館者対応をしてもらいました。
11月19・20日の「関西文化の日」に向けた準備も進めてもらいました。
午後は、館内の表側・裏側の案内。
2日目(27日)、午前は、まず広報物の整理。
全国各地の博物館で開催されている特別展や講演会などのポスター・チラシを、
来館者にも見てもらえるように整理しました。
その後、収蔵庫の掃除を少しだけ。
午後は、パソコンでデータ入力。
昔に作られた古文書の手書き目録をエクセルに入力してもらいました。
だいぶ苦戦していました。終わったあとに大きなため息が。。。
3日目(29日)、午前は古文書の撮影。約130カット撮影してもらいました。
長い古文書もあり、画像がつながるように気をつけて撮影してもらいました。
午後は、2日目にあまり掃除する時間がなかったので、
収蔵庫の残った場所をみっちりと掃除してもらいました。
最後に、職場体験三日間の感想を聞いてみました。
「この三日間でとても学びました。例えば仕事の多さです。僕は昔から博物館の仕事は監視くらいだろうと思っていましたが、とても多くてびっくりしました。監視も仕事の一つですが、ほかにも学芸員、受付、総務課、電気・空調管理など、色々な仕事があったので驚きました。僕は小さいときに、博物館に来た時にガラスをペタペタさわってましたが、ガラス拭きも仕事の一つで、僕も考え直しました。博物館は楽そうに見えますが、実は大変で、お客さんになった時は気持ちを入れ替えていきたいです。三日間とても良い経験になりました。どうもありがとうございました。」
「僕たちがしてきた三日間の職場体験では、普段入ることのできない収蔵庫の掃除や、受付などの接客など、たくさんの仕事をすることができました。仕事は大変なんだと、自分の身をもって知ることになりましたが、良い経験となりました。受付でていねいにチケットを渡す大変さ、ショップで商品を管理する大変さ、広い収蔵庫に掃除機をかける大変さ、昔の書物をカメラで撮影しつづける大変さがとてもわかりました。どんな仕事をしても、大変なものは大変なんだと気づかされました。この三日間してきたことはとても良い思い出になったと思います。いつかこの経験が活かせる日が来るとうれしいです。」
三日間お疲れ様でした。
今回職場体験に来てくれた生徒さんは、
今までで一番おとなしかったのではないかと思います。。。
あまりにも静かすぎて面白くないのかな、と不安にもなりましたが、
良い経験が出来たと言ってくれてありがたいです。
色々な仕事をしてもらったので、
自分は何に向いているのか、どんな仕事が好きなのかも
少しわかったのではないでしょうか。この経験を是非活かしてくださいね。
(学芸員 坂本亮太)