梵字悉曇字母并釈義(写本)(館蔵品373-2)
館蔵品373 梵字悉曇字母幷釈義(高野版)と一括されている写本です。
(表紙) (巻首)
(奥書1) (奥書2)
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【奥書等】
(表紙)「金剛仏子/勝迅」
(外題)「梵字悉曇字母幷釈義」
(内題)「梵字悉曇字母幷釈義」
(尾題)「悉曇章一巻」
(本奥書)「文亀二年壬戌正月廿六日書之右筆了覚」
(書写奥書)「《伝■■智》/於高野山往生院二階堂内奥部屋書之 良伝/于時大永元年十月十一日」
(校合奥書)「天明七〈丁未〉五月十一日於南山三宝院学窓下一校了、此本/在于三宝院宝庫而如棄捨之本也、尚補陀井証文落院先師/真海阿闍梨有此一軸加文殊問経字母幷金剛頂経尺/字母品根本四十七言為印板者也、尒トモ予拾捨而永人/労世也出尒/入寺勝迅」
(別筆)「□扨終夜此紛詫事 (草名)」
【内容】
内容は、梵字悉曇字母幷釈義(高野版)を参照。
文亀2年(1502)の奥書のある本を大永元年(1522)に写し、
さらに天明7年(1787)に淡墨で訓点を付したものです。
表紙にある勝迅は、高野山北谷大宝院の寺僧です(「金剛峯寺諸院家析追輯」)。
(当館学芸員 坂本亮太)