和歌山大学地域コミュニケータ論受講生とのコラボで作る、新編道成寺縁起絵巻。受講生たちは海津教授の引率で7月11日に道成寺を訪れ、絵解きの実演を拝聴してきました。
それを受けて7月29日、各自に課していた新編道成寺縁起のプロット作りレポートの内容をもとに、受講生に「恋愛問題班」「環境問題班」「いのちの問題班」「学校問題班」の4つの班に分かれてもらいました。
早速各班で、それぞれのメインテーマに即して、道成寺縁起にみられる起承転結の物語構造を踏まえた、現代版の新しいストーリーを考えてもらい、班長さんたちに発表してもらいました。
短い時間でしたので、それぞれまだまだ内容のおとなしいところ、リアルさの足りないところ、ダイナミックさの足りないところなどは見受けられましたが、次回までにさらなる内容のグレードアップが図られることでしょう。
この新編道成寺縁起は、11月13日?平成23年1月10日の会期で開催する企画展「「文化財」の基礎知識」の会期中に、お披露目をする予定です。(学芸員 大河内智之)