企画展「絵図をよむ2」が始まって2週間。今日は3回目の展示解説を行いました。最初のコーナーは、「和歌山城下町」です。ここでは、全国有数の人口を誇った江戸時代の和歌山城下町をご覧いただきます。絵図をよく見ると、武士が住む場所(武家町)には居住者である武士の名前が記されています。ガラス越しではなかなか見にくいようですが。目をこらしてご覧になる方も。
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でもよく見ると、どうも字が読みにくい。字が崩されているのもその原因の一つですが、書かれている字の方向がばらばら。なぜだろう。ご安心ください。その疑問を解決するキャプションも置いています。
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今回は、作成時期の異なる城下町絵図をいくつか展示しています。それらの絵図を見比べると、今まで気づかなかった江戸時代の和歌山について、何か新しい発見があるかもしれません。(主査学芸員 前田正明)
→企画展「絵図をよむ2―和歌山再発見 お城に殿様がいたころ―”
→和歌山県立博物館ウェブサイト