当館のミュージアムショップに新しく「手ぬぐい」「ハンカチ」などの新商品が入荷し、現在、好評販売中です。ミュージアムショップには、もちろん図録や特別展関連書籍なども売っていますが、おみやげにもうれしい、ちょっとしたグッズなども取り揃えて皆様のお越しをお待ちしています。今回、入荷した手ぬぐいは、江戸庶民の粋と伝統の中から生み出されてきた絵柄から現代風でおしゃれな絵柄まで、バリエーション豊かな絵柄が人気の東京日本橋・戸田屋さんの「梨園染め」製品です。「梨園」とは、中国の玄宗皇帝が梨の木のある庭で音楽を教えた故事から、日本ではとくに歌舞伎の世界を指す言葉として知られていますが、江戸の文化を象徴する手ぬぐいやゆかたを染める戸田屋さん独自の技法に命名された名前のようです。当館では、数百種類ある絵柄の中から、主に当館女性スタッフが選りすぐったハイセンスな17種の絵柄を取り揃えています。今後、季節に合わせて少しずつ違った絵柄も取り揃える予定とのことですので、お気に入りの絵柄を見つけたら、どうぞお早めにお買い求め下さい!
ところで、この写真は、当館女性スタッフの一人が、自分で買った手ぬぐいを使って作ったトートバッグ。手前味噌で恐縮ですが、なかなかの出来映えです。手ぬぐいを使ってこんなこともできます、という一例として、ディスプレイしてみました。みなさんも、お気に入りの手ぬぐいを見つけて、この世にひとつしかない、あなただけのオリジナルグッズを作ってみてはいかがでしょう? 使い方をたくさん紹介した本なども置いています。ちなみに、トートバッグは非売品です。悪しからず。。。。(学芸員 高木徳郎)