世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年記念の特別展「聖地巡礼―熊野と高野―」の第Ⅳ期展示『熊野信仰の美と荘厳－熊野速玉大社の神像と古神宝－』の展覧会図録を刊行いたしました。

図録の表紙です。黄色が目印！

Ⅰ期〜Ⅲ期とおそろいのデザインです。熊野の神をあらわした神像、古神宝の数々をご紹介。熊野速玉大社のみを取り上げた展示は、『熊野速玉大社の名宝－新宮の歴史とともに－』（2005年）以来となりますが、近年の研究を踏まえ、解説は全面アップデートしています。さらに、近年研究の進む明治時代以降の神像・古神宝の保護や、今年度から始まった古神宝の修理事業についてもご紹介しています。熊野速玉大社の名宝の魅力が満載。価格は700円です。

さらに関心をもっていただいた皆様には、過去の図録もおすすめです。今回の図録は、神像の図版が小さくなってしまったことが担当者の心残りですが…『熊野―聖地への旅―』（2014年、1050円）、『仏像と神像へのまなざし－守り伝える人々のいとなみ－』（2019年、1050円）、『きのくにの名宝－和歌山県の国宝・重要文化財』（2021年、2000円）にて、大きな図版や充実した解説がご覧いただけます。古神宝類については、本展で展示していないものは、『華麗なる紀州の装い－かみ・ひと・ほとけをつなぐ－』（2011年、600円）、『熊野―聖地への旅―』『きのくにの名宝－和歌山県の国宝・重要文化財』などで紹介されています。是非、あわせてご覧ください。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年記念の特別展「聖地巡礼―熊野と高野―」は、第Ⅰ～Ⅴ期まで、各期の図録を刊行予定です。おそろいデザインのシリーズ「聖地巡礼」、全巻制覇はいかがでしょうか…というところ、第Ⅰ期展示『那智山・那智瀧の神仏―熊野那智大社と青岸渡寺―』は売り切れてしまいました。第Ⅱ期展示『神仏・祖師の住まう山―高野山上・山麓の宗教文化―』、第Ⅲ期展示『人・道・祈り－紀伊路・伊勢路・大辺路をゆく－』とあわせて、お早めにお買い求めください。

図録は、博物館ミュージアムショップで直接ご購入いただくか、郵送でも販売しています。
詳しくは、「図録の郵送購入」をご参照下さい。