11月13日から、企画展「「文化財」の基礎知識―緊急アピール・文化財の盗難多発中!」が始まりました。
最初の日曜日の14日、一回目の展示解説を行いました。
この企画展ではまず、文化財とは何かということを有形文化財(絵画・彫刻・工芸品・考古資料・書籍典籍・古文書・歴史資料・建造物)を中心に、資料を通じてお伝えしています。そしてそれら文化財を狙った盗難事件が頻発していることを鑑み、世界遺産熊野古道のシンボル牛馬童子像の、切断されて持ち去られ、最近発見された頭部を初公開し、また盗難現場に残された仏像の破片なども展示して、あるべき場所から暴力的に持ち去る文化財盗難の卑劣な実態をお伝えします。
展示解説は、11月20日(土)、12月4日(土)、12月18日(土)、1月8日(土)の、各13:30?14:30に行います。よろしければ、どうぞご参加下さい。(学芸員大河内智之)
・企画展「「文化財」の基礎知識―緊急アピール・文化財の盗難多発中!」(11月13日?平成23年1月10日)
→和歌山県立博物館ウェブサイト