芝仙延年図(しせんえんねんず)
野呂介石筆(のろかいせきひつ) 1幅
文化2年(1805) 和歌山県立博物館蔵
芝仙延年とは、霊芝・松・岩を描いて、長寿を寓意した画題である。この作品は、田辺藩の儒学者・宮所雄水(みやとこゆうすい)の80歳の長寿を祝って、野呂介石が絵を描いて雄水へ贈った作品で、雄水の子孫の家に伝来したもの。余白には、山本楽所(らくしょ)・川合春川(しゅんせん)ら、6人の紀伊藩の儒学者や文人が、松と長寿をテーマとした自作の漢詩をそれぞれ寄せ書きしている。(学芸課長:竹中康彦)
企画展「きのくに・漢詩の世界」は、6月13日(土)~7月12日(日)まで
詳細は、こちら→ 企画展「きのくに・漢詩の世界」
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