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和歌山県立博物館の研究機関指定について

 和歌山県立博物館では、県内に残された豊富な文化財を後世に伝えるため、和歌山県ゆかりの文化財及び博物館資料を積極的に収集・保管・調査・展示し、その成果を一般に普及するための事業を行っています。
 和歌山県立博物館設置及び管理条例第1条では「歴史及び美術に関する資料(以下「博物館資料」という。)を収集し、保管し、展示して公衆の観覧に供するとともに、これに関連する調査研究及び事業を行い、もって文化の向上に資するため、和歌山県立博物館(以下「博物館」という。)を設置する。」とあり、また第3条2項では「博物館資料に関する専門的な調査研究を行い、及び資料を刊行すること。」とあって、和歌山県の歴史や文化、文化財に関する調査研究の最前線として、歴代学芸員が不断の努力によって数多くの研究を行い、その成果は展覧会や『和歌山県立博物館研究紀要』をはじめとする発表媒体等にて積極的に発信してきたところです。
 こうした蓄積をもとにして、このたび文部科学省より、科学研究費補助金取扱規定第2条第1項第4号に規定する研究機関に指定されましたので、ご報告いたします(機関番号84704)。
 よりよい研究体制の構築と遂行による、さらなる成果の普及と活用に努めて参りたいと思います。

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