企画展「奇跡の仮面、大集合!―紀州東照宮・和歌祭の面掛行列―」(7/19?8/31)のチラシができあがりました(作成和歌山県立博物館友の会)。お手元にチラシが欲しいという方がありましたら、どうぞ博物館までお問い合わせ下さい(073-436-8670)。すぐにお送りします。
企画展の紹介サイトは近日中に公開予定ですが、ここでも紹介させていただきます。
-----—展覧会概要-----—
紀州東照宮の春の例大祭・和歌祭では、神事のクライマックスである神輿渡御の際に、神輿の後ろにさまざまな芸能を行う行列が連なります。その中に、仮面をつけて仮装し、にぎやかに練り歩く、面掛(めんかけ)、あるいは面被、百面などとよばれる行列があります。
この面掛で使用されてきた仮面は、古い神事面や能面、狂言面、神楽面など97面から構成され、全国的にも類例の少ない大変珍しいものです。今日までこれだけの数の古面が継承されてきたのは奇跡的ともいえるでしょう。近年、これら古い仮面の保存のため新しい仮面も作成、奉納され、その価値の重要性に注目が集まっています。
この企画展では、和歌祭・面掛行列で使用されてきた古い仮面や、新たに制作された仮面の全てを集め、その全貌を初めて明らかにします。総数142面の多種多様な仮面の魅力に身近に接して頂くことで、仮面が語りかける和歌山の歴史に思いをはせる機会となりましたら幸いです。
会期 2008年7月19日(土)?8月31日(日)
休館日 月曜日(ただし7/21(月・祝)は開館、翌22日は休館)
入館料 一般260円(210円)、大学生150円(120円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※高校生以下、65歳以上、障害者の方、および県内に在学中の
外国人留学生(外国人就学生を含む)は無料。
主催 和歌山県立博物館
後援 紀州東照宮
協力 NPO和歌の浦万葉薪能の会・和歌山県立博物館友の会
-----—イベント1-----—
会期中、7/21(月・祝)、8/3(日)、8/15(金)、8/23(土)、8/31(日)の13:30?14:30で、学芸員による展示解説(担当学芸員大河内)を行います。たくさんの仮面が語る和歌山の魅力を再発見して下さい!
-----—イベント2-----—
面掛で現在使用されている仮面の着用体験も毎日いつでも行って頂けます。これは、NPO和歌の浦万葉薪能の会(会長松本敬子氏)と能面文化協会(会長久保博山氏)の協力により新たに作成、奉納された仮面です。面掛の装束も準備しています。記念撮影もご自由にどうぞ!
-----—イベント3-----—
面掛のお面を印刷したワークシートをご用意しています。ご自由にお持ち帰り下さい。切り抜いて色を塗って、自分だけのお面を作って下さい!
-----—図録販売-----—
展示資料の面表・面裏全てを掲載した図録を発行します(和歌山県立博物館友の会発行)。ぜひお買い求め下さい。詳しくはこちらをどうぞ!→図録販売のお知らせ
(学芸員大河内智之)
→和歌山県立博物館ウェブサイト