本日(8月21日)は、「江戸時代のくらしと活躍した人々」展の、5回目のミュージアムトーク(展示解説)を開催しました。
お盆休みも終わって、夏休みもいよいよ終盤。そろそろやり残している夏休みの宿題のことが気になり始めるころでしょうか…。
今日のトークへの参加者も、10名程度でした。
トークの風景はこんな感じです。
今回は、子どもの参加者がそれほど多くなかったこともあり、また、前々回のトークの反省から、あまり子どもたちへの質問をせずにトークを進めたのですが、やっぱり子どもたちの反応を感じとれなかったのは、ちょっと残念でした。
しかし、今日はトークが終わってからの感想や質問が多く、色々なご意見を、来館者の方々から直接うかがうことができたのは、大きな収穫でした。
中には、この「博物館ニュース」で紹介した「博物館実習」の記事を、事前に見てくださっていて、「実際の貴重な作品を手にとって学べてうらやましい」というようなご感想やご意見を下さった方もおられました。「博物館実習」の記録を「博物館ニュース」に載せたかいがありました。まだの人は、ぜひ見てみてください。
→博物館実習
また、トークに参加していた高校生の方は、「学芸員の仕事って楽しそうですね」と、学芸員という仕事にも興味を持ってくださったようでした。
最近は、わたしも職場体験や高校生のインターンシップを担当しているおかげで、こうした中高生とふれあう機会が少し増えてきましたが、思い返してみれば、わたし自身も、学芸員という仕事を知り、それをぼんやりと目指すようになったのが、ちょうど、中学生から高校生にかけての時期でした。
今日のトークの内容を、参加者のみなさんに、うまくお伝えできたのかどうかは、正直あまり自信がありませんが、こうしたトークという場が、参加者の誰かにとって、博物館という場所や、学芸員という仕事に興味を持ってもらうための、一つのきっかけ作りとなることを願っています。
こんな小さなトークの輪から、未来の学芸員が生まれるのだとしたら、とても喜ばしいことです。
さてさて、夏休みもあと残すところ10日ほど。今後のミュージアムトークもあと2回となりました。
8月29日(日)、9月4日(土)で、
いずれも13:30?です。
今後のトークへの参加をお待ちしております。
夏休みが終わっても、企画展「江戸時代のくらしと活躍した人々」は9月9日(木)まで続きます。夏休みの宿題がてらで博物館に来るのもいいですが、夏休みの宿題が終わってから、ゆっくり博物館を見に来るのもいいものです。(学芸員 安永拓世)
→夏休み子ども向け企画展 「江戸時代のくらしと活躍した人々」
→和歌山県立博物館ウェブサイト