いよいよ特別展「没後400年 木食応其―秀吉から高野山を救った僧―」の開催が迫って参りました。
和歌山県立博物館の展示室は、常設展示室と企画展示室の2つがありますが、今回の特別展では常設展示室の展示資料も全て撤去して、全館規模で特別展を開催します。常設展示は10日まで開室しますが、今日から企画展示室を閉室して展示替えに突入!です。
まずは展示台等をすべて撤去したところです。午後からガラス拭きを半日かけて行います。オープンまで、気の抜けない日々が続きます。
特別展用の看板もできあがり、さっそく設置されました。木食応其という名前、戦国時代ファンのみなさまなら聞いたことがあるかもしれませんが、一般的に知名度は高くないでしょう。でも、方広寺や東寺、醍醐寺等々、豊臣家が造営した寺社の復興を一手に引き受けた勧進聖として、その成し遂げた業績はとても大きなものです。
国宝・重文をはじめ、たくさんの初公開資料から、木食応其の人物像に迫るこの特別展、ぜひ足をお運び下さい。(学芸員大河内智之)
→特別展「没後400年 木食応其―秀吉から高野山を救った僧―」
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→金曜日は夜間開館!そして一品解説!
→和歌山県立博物館ウェブサイト