和歌山市立貴志中学校の2年生の生徒2名が、5月26日から28日までの3日間、正しい職業観や勤労観を養うことを目的におこなわれている職場体験学習の一環として、博物館のしごとをお手伝いしてくれました。

1日目は、博物館の裏側までじっくり見学。

2日目は、博物館に送られてくる図録や紀要といった図書類の整理と、博物館に収蔵されている資料の整理。

3日目は、収蔵庫や写場の掃除のあと、




受付・ミュージアムショップ・監視などでご来館者への対応も体験してもらいました。
ありがとうございます。
2人に職場体験の感想をきいてみると、
「私は職場体験に来て、3日目の掃除が一番大変だった。一番楽しかったのは、図録や書庫で、いろいろな本が見れてうれしかった。たくさんの本が全国から集まっていて、すごいと思った。また、企画展の「移動する仏像」では、有田川にあんなに重要文化財があると知らなかったので、とても驚いたし、勉強になった。3日間、お忙しい中でいろいろ教えて頂き、本当にありがとうございました。」
「僕は、3日間の職場体験で、博物館の裏側を見る、収蔵庫に入り、火縄銃を直接手で持つ、というふだんではできない貴重な体験をさせてもらい、とてもうれしかったです。掃除や書物の整理などは大変で、しんどかったけど、「博物館っていいなあ。もっと体験したいなあ」と思いました。」
とのことでした。3日間、いろいろ大変だったと思いますが、2人にとってよい経験になればと思います。
今後も、博物館では、このような職場体験学習やインターンシップの生徒を受け入れていく予定ですので、ご来館者もご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。（学芸員　安永拓世）