本日、8月23日、特別イベント「面掛(百面)が博物館にやってくる!」を開催いたしました。たくさんのお客様にご参加いただき、まことにありがとうございます。
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まずは展示会場で「奇跡の仮面、大集合!」の展示解説を行い、和歌祭の面掛行列についてお話させていただきました。
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そしてその後ロビーに移動して、たくさん参加してくれた子どもたちといっしょに、「おーい、ひゃくめーん」と大きな声で呼びかけると・・・、
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面掛(百面)の登場です!ちなみにこの仮面行列は、江戸時代には主に「面掛」と呼ばれ、近?現代には主に「百面」と呼ばれています。現在の面掛(百面)の代表的な行動は・・・、
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子どもを驚かせたり、泣かせたりすること!せっかく呼びかけてくれた子どもたちには悪いことをしました・・・。でも、面掛(百面)に驚かされると、病気をしないと言われています。獅子舞とも共通する、破邪の役割を担っているのです。泣いちゃった子どもたちには、飴をあげました。ごめんネ。
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面掛(百面)は、江戸時代以降、飾りをつけた傘を持ったり、高下駄を履いたり、フェイスペインティングを行ったりと、どんどん進化を遂げています。和歌祭の行列の中で、大きな賑わいをつくり、祝祭性を盛り上げる役割を担い続けるために、常に現代的なアレンジが加えられてきたようです。これからも仮面行列という本質を守りながら、進化を遂げていくことでしょう。
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記念撮影をパチリ。今回ご登場いただいたのは、左が面掛(百面)の世話役をなさっている佐野さん(シンガーソングライター佐野安佳里さんのお父さん!)、右が辻さんです。本当にありがとうございました。
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博物館ロビーでは、実際に面掛(百面)で使用している仮面や衣装を着用していただけます。会期は残り一週間ほどです。是非たくさんのお面に会いに、和歌山県立博物館へ足をお運び下さい。お待ちいたしております。(学芸員大河内智之)
→企画展「奇跡の仮面、大集合!―紀州東照宮・和歌祭の面掛行列―」
→「奇跡の仮面、大集合!」図録販売中
→和歌山県立博物館ウェブサイト