和歌山市立西脇中学校の2年生1人が、
10月12日(水)から14日(金)までの3日間、職場体験学習に来てくれました。
初日はまず、「博物館」ってどんなところ?という話から始まり、
自分がこれまで行ったことのある博物館の感想などを聞いてみました。
次に、県立博物館の仕事を簡単に説明し、そのあと、館内の施設をみてもらいました。
守衛室や中央監視室も見学し、それぞれの担当の人から説明をしてもらいました。
午後は、収蔵庫を見学してもらい、温度と湿度を一定にしながら、
大切な文化財を保管していることを知ってもらいました。
そのあと、資料を保管するための資料箱の箱づくりをしてもらいました。
2日目は、まずは展示室のガラス拭きです。
ちょうど、図録作成の関係で来ていた印刷会社の人に、
図録ができるまでに、どのような行程があるかを話してもらいました。
この日は、神戸の博物館から寄託資料の貸出もあったので、その様子をみてもらいました。
貴重な資料なので、しっかりと点検をして、梱包もきっちりとしている様子をみてもらいました。
そのあと、ポスターの入れ替えを行ってもらいました。
午後からはお客さんの対応です。丁寧な対応がよかったです。
3日目、この日から博物館は休館になり、展示替えが始まりました。
汚れている「けさん」(ガラス文鎮)を綺麗に拭いてもらいました。
根気のいる仕事ですが、よくがんばってくれました。
綺麗になった「けさん」で展示も見やすくなると思います。
今回の職場体験について、感想を聞いてみました。
私は博物館に来れて良かったな、と思いました。
忙しい時に来たので、少しめいわくかと思いますが、
とてもきちょうなけいけんが出来て、とてもうれしかったです。
博物館は感動とおどろきがつまっていて、本当におもしろい所なので、
もっとたくさんの人に来てもらいたいと思います。
普段の職場体験学習と違った実習になってしまいました。
今回の経験をふまえ、他の博物館に行ったときも、
別の視点からも博物館をみてくれればありがたいです。
(主任学芸員 前田正明)