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真国御田春鍬規式の実演

11月27日(日)に、りら創造芸術高等専修学校による
真国御田春鍬規式の実演があります。

真国御田春鍬規式は、毎年正月7日(旧暦)に真国丹生神社に奉納される舞です。
一年間の農作業の様子を、狂言形式で演じます。
昔は真国丹生神社の氏子の村々が、当番を決めて奉納していましたが、
戦中後、後継者不足のため、途絶えてしまいました。
それを平成6年に真国小学校の生徒が演じて、復活させました。
しかし、真国小学校も廃校となり、また途絶えてしまいます。
現在では、地元の方々と協力して、りら創造芸術高等専修学校の生徒が再復活させました。
このように紆余曲折を経ながらも、現在、この祭礼は守り伝えられました。
今回の特別展でも、
真国丹生神社にかかわる文化財、昔の真国御田春鍬規式の道具も紹介しています。
福太郎面
(福太郎面)
花賀丞面
(花賀丞面)
復活された芸能ではありますが、地元の方々の想いが詰まっています。
地元で行われる祭りの雰囲気や祭りにかける想いを、
是非味わっていただけたらと思います。
博物館のエントランスホールで、
午後1時30分~2時30分に行います。

(学芸員 坂本亮太)

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