現在開催中の「桑山玉洲のアトリエ」展では、会期中に、大幅な展示替えをおこないます。
前期展示は、4月27日(土)~5月12日(日)
後期展示は、5月14日(火)~6月2日(日)
となっており、一度に全ての展示資料を見ることができません。
ただ、展覧会にあわせて発行した展覧会図録には、全ての資料を図版で掲載しておりますので、全ての資料を比較しながら見ることができます。
今回は、図録のご紹介を兼ねて、その中身を少しだけお見せしましょう。
図録は、
A4版、108ページ(カラー64ページ、モノクロ44ページ)。
価格1200円600円です。
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目次は
ごあいさつ…………………………………………………………………2
目次・凡例…………………………………………………………………3
玉洲のアトリエへの誘い 安永拓世………4
Ⅰ 初期の画業―華やかなスタート―……………………………………9
Ⅱ 書画の収集とその影響―何を集め、何を学んだのか―…………15
Ⅲ アトリエの中で―絵画制作の裏側―………………………………29
Ⅳ アトリエを離れて―奇勝と真景図へのまなざし―…………………41
Ⅴ 文人との交流―玉洲を支えた仲間たち―…………………………55
コラム① 比べてみよう羅漢さん 安永拓世…12
コラム② 玉洲の中国絵画学習に見る模倣とアレンジ 安永拓世…20
コラム③ 「鉛山勝概図巻」と南紀白浜の景勝地 佐藤純一…54
資料解説………………………………………………………………65
款記・印章………………………………………………………………96
関連年表………………………………………………………………100
資料目録………………………………………………………………104
主要参考文献一覧……………………………………………………106
協力機関・協力者……………………………………………………107
まず、巻頭の概説「玉洲のアトリエへの誘い」はこんな感じです。
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続いて、章の解説はこんな感じ。
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図版部分は、こんな感じ。
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図版部分の一部には、こんなコラムもあります。
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コラムでは、展示では説明できない部分を、さらに細かくご紹介したり、展示していない資料の写真と比較して、新たな知見をご紹介したりしています。
また、資料紹介は、展示解説よりももっと詳しく、資料の内容について解説しています。
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一方、各資料の款記や印章、すなわちサインやハンコの部分をモノクロ図版でまとめて掲載した、「款記・印章」というページも設けています。
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さらに、玉洲の伝記や作品を中心にまとめた「関連年表」のページもあります。
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このように、展覧会とともに、図録の内容にも工夫をこらしています。
展覧会をご覧になったあとは、ぜひ、図録のご購入もご検討くださりませ。
なお、図録については、郵送購入にも対応いたしております。
「桑山玉洲のアトリエ」展の図録は、価格1200円600円、送料370円となっております。
郵送でご購入される場合は、
購入希望図書名・送付先住所・氏名をご明記いただき、
現金書留にて代金と送料を同封の上、
博物館あてにお送り下さい。到着次第、商品を発送いたします。
なお、図録などの郵送購入については、和歌山県立博物館のホームページのこちらのページをご参照ください。
→和歌山県立博物館で郵送購入いただける刊行物
購入申込先
〒640-8137 和歌山市吹上1-4-14 和歌山県立博物館
TEL.073-436-8670(代表) FAX.073-423-2467
図録を通して資料を見ていただくと、展覧会とはまた違った見方ができるかもしれません。(学芸員 安永拓世)
→特別展 桑山玉洲のアトリエ―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―
→和歌山県立博物館ウェブサイト