平成25年(2013)8月13日、夏休み期間のイベントとして、和歌山県立博物館2階学習室で「本物の文化財にさわってみよう!」を開催しました。
普段はさわる機会の少ない、江戸時代に作られた兜、太刀、火縄銃、古銭、鐘・鉦・五鈷鈴などをさわっていただき、その重さや音を感じるとともに、学芸員が説明を行って、文化財の魅力に気づいていただきました。
たくさんの家族連れのお客様にご参加いただき、子どもも大人も、誰もが笑顔で楽しくさわっていただきました。今回のイベントが、和歌山の歴史を身近に感じ取っていただく機会となりましたら、幸いです。
博物館では、資料(文化財)の保存という大きな使命を担っていますので、どうしても、あらゆる実物資料に常にふれて頂くことができませんが、博物館のユニバーサルデザイン化という観点を含め、資料の有効な活用を図っていく上で、今後もこうした機会を作っていきたいと思います。
(主査学芸員 大河内智之)