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「息を吸い込んで“ターン”と。」

和歌山県立博物館友の会マイミュージアムギャラリー
第20回展示 「息を吸い込んで“ターン”と。」
【出 陳 者】 須山 恵里
【展示期間】 平成22年8月7日(土)?10月1日(金)
【出陳資料】 楽譜(現代)
楽譜20100806
【資料をめぐる思い出】
「幼稚園から大学入学までの約15年間続けてきたピアノ。この楽譜は小学校2年生のとき、コンクールで演奏したものです。これを見るとコンクールよりも、お世話になったピアノの先生との思い出が浮かんできます。
 楽譜には先生の書き込みがたくさんあり、なかでも強弱の表現のところでは、「息を吸い込んで、?ターン?とやりよ」と分かりやすく指導してくれたことが印象に残っています。先生は音楽の指導だけでなく、学校や受験の相談にも乗ってくれ、まるで姉のような存在でした。
 この展示を機に、今はアメリカに住む先生に手紙を出してみようと思います。」
【学芸員(実習生)の一口メモ】
 日頃親しんでいる五線譜は、西洋で生まれた合理的な記譜(きふ)法です。西洋音楽を記録する手段としては優れたものですが、半音より狭い音程や西洋とは異なるリズムを持つ日本の伝統音楽では、独自の記譜法が用いられています。
 例えば、お経に節を付けた声明(しょうみょう)というものがあります。声明の記譜法では、線の方向が音程を表し、線の変化が装飾音を表しています。文明4年(1472)に楽譜集『声明集』が高野山で出版されており、これが現存する世界最古の印刷された楽譜集と言われています。
※今回のマイミュージアムギャラリーは、2010年度に受け入れた博物館実習生(北谷衣梨奈・坂口佳那・須山恵里・藤代早織・山本真緒)が作成しました。
→これまでのマイミュージアムギャラリーの展示品
→マイミュージアムギャラリーとは
→ポケットブック「マイミュージアムギャラリーができるまで」(上田早紀氏構成・絵)
→和歌山県立博物館ウェブサイト

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