博物館の今年の春の特別展
華麗なる紀州の装い―かみ・ひと・ほとけをつなぐ―
のチラシができあがりました。
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チラシ表 チラシ裏
今回の展覧会は、紀州に伝えられた着物などの染織品(せんしょくひん)が中心です。
会期は
平成23年(2011)4月23日(土)~6月5日(日)です。
染織品は、日本の文化財の中でも、もっとも弱く、傷みやすい文化財でもあるので、
それらがまとまって展示される機会は、あまり多くありません。
最近、重要文化財に指定され、昨年、修理を終えたばかりの
古沢厳島神社(こさわいつくしまじんじゃ)の能装束は、
修理後初のお披露目(おひろめ)です。
600年前のタイムカプセルともいえる
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)の神様のためにつくられた衣服(国宝)も展示します。
あの、徳川家康(とくがわいえやす)が着ていた着物(重要文化財)も公開されます。
会期中には、大幅な展示替えも予定されています。
前期:4月23日~5月15日 後期:5月17日~6月5日
染織品は、光(紫外線)による劣化がはげしいため、
博物館では、たいてい一つの作品の展示日数を年間に60日以内としています。
今回は、なかなか展示する機会の少ない、国宝や重要文化財も多数公開されます。
ぜひ、この機会をお見逃しなく。
展覧会のくわしい情報は、近日、博物館のホームページ上で公開する予定です。(学芸員 安永拓世)
→和歌山県立博物館ウェブサイト