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「野呂介石」展の記念講演会が開催されました

今日は、「野呂介石」展の記念講演会が開催され、
東京大学大学院人文社会系研究科教授の
佐藤康宏(さとうやすひろ)先生に
「南画と文人画―野呂介石以前」という演題で
ご講演をいただきました。
11月とは思えないほど
暖かい日和に恵まれたこともあって
ご来館者も比較的多く、
講演会も45人の方々にご参加いただきました。
ありがとうございます。
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会場の風景はこんな感じです。
ご講演の内容は、
中国における文人画の歴史にはじまり、
北宗画(ほくしゅうが)と南宗画(なんしゅうが)との区別、
あるいは南宗画の中での明末蘇州派(みんまつそしゅうは)の位置づけや、
日本における南画の成立など
南画・文人画の長い歴史を、コンパクトにわかりやすくお話しいただきました。
ご講演のあとには、会場から質問もあがり、
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ご参加いただいた方々にとっても
先生のお話しを直接うかがえる
貴重な機会となったようです。
ご講演いただきました佐藤先生、
また、ご参加いただきましたみなさま、
本当に、ありがとうございました。
なお、今回の特別展では、もう一度、記念講演会を開催いたします。
日時は11月23日(月・祝)、13:30-15:00で
大阪大学総合学術博物館教授の橋爪節也(はしづめせつや)先生に
「江戸時代の大坂画壇と野呂介石―木村蒹葭堂を中心に―」という演題で、
ご講演をいただきます。
今回、ご参加できなかった方も、
ぜひ、次回の講演会へご参加ください。(学芸員 安永拓世)
特別展 野呂介石
和歌山県立博物館ウェブサイト

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