7月に入り、2015年も上半期が終了しました。
企画展「きのくに・漢詩の世界」も会期の半分が終了し、
残すところ二週間弱となりました。
漢詩は高校で習ったきり・・・という方も、
いま国語で習っているけれどなかなか好きになれない・・・という方も
いらっしゃるかもしれません。
そんな方も、昔の人が書いた作品や、
絵と合作して楽しんでいる作品を実際に見ると、
漢詩を少し身近に感じることができるかもしれません。
詩の内容をイメージして味わえるととても楽しいですし、
この企画展では、それが可能なように
解説パネルなどにも工夫を凝らしています。
それでも少しハードルが高いな、と感じるときは、
内容はひとまずおいて、
文字の筆運びを上からひたすら順番に目で追っていく、
という方法を試してみられてはいかがでしょうか。
書いた人の息継ぎのタイミングを追体験できるようで楽しいです。
あくまで私の個人的な感想に過ぎませんが、
もし作品の見方に迷われたときは、
筆運びをしつこいまでに目で追ってみるのもよいのではと思います。
今日の和歌山は嵐です。
みなさま、本日はとにかく安全第一でお過ごしください。
(学芸員 袴田)