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仮面の世界へご招待―盲学校・工業高校から団体来館

ロビー展「仮面の世界へご招待―さわって学ぶ和歌祭―」の推移報告です。
1月10日から開催しているロビー展も、今週末で終了です。
会期終盤の2月9日と16日には、和歌山県立和歌山盲学校から生徒さんたちが団体で見学に来てくれました。
盲学校来館1 盲学校来館2
博物館に来るのは初めてという生徒さんがほとんどで、いろいろな仮面にさわりながら、仮面の造形の違いや、経てきた歴史に思いをはせながら、楽しく過ごしてくれたのではないかと思います。
2月17日、18日には、レプリカの仮面を作ってくれた和歌山県立和歌山工業高校の生徒さんたちが来館。
工業高校来館1 工業高校来館2
1年生、2年生のみなさんに先輩が作った仮面をさわってもらい、これからもみんなの協力で資料を作ろうと考えていることを伝えました。
博物館資料にさわっていろいろな情報を得ることで、だれもが楽しみ、資料の魅力を感じてもらうというユニバーサルデザインの観点から博物館・工業高校・盲学校・市民団体などが連携して作り上げたこの展覧会。
会期終了後も、引き続き仮面はロビーに展示し、自由にさわって頂きます。そして引き続きさわれる資料を増やして、博物館の常設展示などでも展示のユニバーサルデザイン化を図って行きたいと考えています。
会期最終日の2月27日には、国立民族学博物館准教授広瀬浩二郎さんの講演会「『創・使・伝・活』で拓くユニバーサル・ミュージアムの未来」を開催します(13:30?15:00)。皆様のご参加を、心よりお待ちしております。(学芸員 大河内 智之)

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