和歌山県立博物館が保管する所蔵者不明の盗難被害文化財について
和歌山県では、平成22年(2010)から翌23年春にかけて、山間部の小さな寺院・神社やお堂を中心に、仏像など文化財の盗難被害が集中的に発生しました。
この間に被害を受けた文化財は、警察に被害届が出されただけでも60件(160点以上)に及ぶという、かつてない規模の連続窃盗事件でした。
平成23年(2011)4月、文化財の連続窃盗犯が逮捕され、手元に残っていた盗難品が押収されたほか、大阪方面で売り払っていた文化財の一部が回収されました。これらは、警察による捜査の進展の中で、所蔵者が判明したものについては順次返却されていきましたが、犯人が起訴され、裁判が終了したあとも、43点の文化財が所蔵者不明のまま残されてしまいました。
これらの文化財は、警察・検察における保管期限が過ぎた後、平成25年2月から、和歌山県立博物館が引き継ぎ、保管しています。
全ての資料を本来伝わってきた元の場所に戻せるように願い、関連情報とともに公開しますので、お気づきの情報がありましたら博物館までご連絡下さい。
各文化財の画像及び詳細は、次のPDFファイルでご確認下さい。印刷したものが必要名場合は、和歌山県立博物館(担当:主査学芸員大河内智之)まで、お問い合わせ下さい。
→和歌山県立博物館が保管する所蔵者不明の盗難文化財について(PDFファイル、約1MB)
(和歌山県立博物館 電話073-436-8670 FAX073-423-2467)