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子ども向けミュージアムトーク(1回目)が行われました。

 今日は、企画展「和歌山城と城下町に住む人々」の、はじめてのミュージアムトーク(展示解説)を行いました。
 この企画展のミュージアムトークは、展示の内容に合わせて、子ども向けに行います。
今日は子どもたちを中心に20人ほど集まってくれました。
ミュージアムトークに合わせて、きのくに21の収録も行われましたので、
いつものトークとは少し雰囲気が違っていてご迷惑をおかけしました。
トークの風景は、こんな感じです。

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 今回のトークに参加してくれたのは、ほとんど小学生だったので、
少し難しかったかもしれませんが、みんな熱心に聞いてくれました。
なかには、ワークシートの余白にメモを取ってくれる子どもさんもいました。

 最後に、ロビー展で展示している複製の絵巻を実際にさわってもらいました。

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 今回の企画展をきっかけに、博物館に少しでも親しみをもってもらえればと思っています。

 今日収録された きのくに21「エコに夏を楽しもう!」は、
テレビ和歌山で31日(日)の9時30分~10時に放映される予定です。
 (再放送は同じ日の22時~22時30分)
お時間のある方は、ぜひご覧下さい。

 最後に、展示の作品の一つを紹介しましょう。

和歌山城下町絵図(わかやまじょうかまちえず)  一舗
1712年(正徳2年)~1713年(同3年) 個人蔵

1和歌山城下町絵図(部分、画像をクリックすると拡大します)

 和歌山城を中心に城下町を描いた絵図です。
藩の施設は桃色、寺社は白色、武家屋敷地は黄色、町人地は水色に着色されています。
城内の建物や城門が、簡略に描かれています。
武家屋敷地を中心に貼紙(はりがみ)がみられ、
武家屋敷地の居住者が変わると、名前が書きかえられています。
描写されている内容からみて、
岡山に時鐘堂(じしょうどう)が創建された正徳2年から、
湊御用屋敷跡に講釈所が開設される正徳3年までの間に作成された絵図と考えられます。
この絵図は、初公開です。
暑い日が続きますが、ぜひ博物館にもお越し下さい。
(主任学芸員 前田正明)
和歌山城と城下町に住む人々
和歌山県立博物館のウェブサイト