トップページ >博物館ニュース >平成29(2017)年度職場体験② 河北中学校

平成29(2017)年度職場体験② 河北中学校


今年2回目の職場体験は、和歌山市立河北中学校です。
生徒さん2人が、6月13日(火)~15日(木)の3日間、職場体験に来てくれました。
【初日 6/13】
まずは、毎回恒例、朝礼での挨拶・自己紹介をしてもらい、
そのあと、博物館の施設見学を行いました。
マイクロフィルムやカラーポジフィルムも、見てもらいました。
フィルムカメラはもとより、デジカメも使わないとのこと…。
スマホ時代になりました。
午後はさっそく、博物館広報のための、発送作業を手伝ってもらいました。
封筒に「ゆうメール」スタンプを捺します。
2人で、400通ほどに、スタンプを捺してくれました。
DSC_3534.jpg
次は、県内の学校にお送りする、常設展ワークシートの仕分けです。
10枚の束を作り、封筒に入れやすいようにしていきます。
1000枚以上を仕分けしてくれました!
DSC_3539.jpg
DSC_3542.jpg
【2日目 6/14】
2日目からは、
展示室のガラス拭きを手伝ってもらいました。
今日はあまりガラスが汚れていなかったとか。
DSC_3544.jpg
DSC_3543.jpg
その後は、夏休み企画展に関わり、収蔵資料の調査を行いました。
大きな絵を広げて、調書に記録したり、採寸をしたりしました。
手もきれいに洗い、協力して、丁寧に取り扱ってくれました。
今回見たのは、屏風の下書きと思われる絵です。
図録とよく見比べ、完成作品との違いを発見してくれました。
DSC_3636.jpg
DSC_3562.jpg
この日の午後は、大仕事がありました。
社会科の先生方が集まる研究会での、展覧会の広報です。
この研究会には、博物館は毎年お邪魔させていただいています。
午後一番、発表の練習をして、いざ出発。
副館長の引率で、会場の明和中学校へと向かいます。
初めて訪れる場所で、
しかも大勢の先生の前で発表するとあって、ドキドキです…。
河北中学校の先生に会えたので、少しは緊張がほぐれたでしょうか。
IMG_3897.jpg
いよいよ発表の時間です。
IMG_3898.jpg
なんとか、無事、広報を終えることができました。
2人とも、大役お疲れ様でした。
【3日目 6/15】
最終日の午前も、ガラス拭きをしました。
DSC_3664.jpg
開館準備ができるころ、なんと、河北中1年生の団体が到着!
DSC_3665.jpg
後輩に見られながら働くのもいい経験だったかもしれません。
その後、収蔵品調査の補助をしてもらいました。
この日も、夏休み企画展に関わり、掛軸3幅を調査しました。
写真撮影のため、収蔵庫から外に運びます。
落としたりぶつけたりしないように、慎重に。
DSC_3666.jpg
昨日よりも調書に記入する内容が多く、大変でしたね。
絵に記された落款(落成の款識=完成したときに書き入れるサイン)や、
箱書も、正確に記録しました。
DSC_3670.jpg
絵に捺されるハンコもよく見て記録し、
「朱文方印」(朱色で文字が表された四角いハンコ)と
「白文方印」(白抜きで文字が表された四角いハンコ)を覚えました。
損傷の有無や彩色など、詳しいところも見て、
しっかり調査してくれました。
その後は、収蔵庫の清掃です。
虫菌害を防いで文化財を守るため、清掃は重要です。
2部屋の掃除機かけを、念入りに行ってもらいました。
DSC_3727.jpg
DSC_3726.jpg
午後は、受付、ミュージアムショップ、監視、学習室の仕事を体験してもらいました。
ポスターの整理や、商品への値札貼りもしました。
DSC_3728.jpg
DSC_3730.jpg
DSC_3734.jpg
最後に、お2人に感想を聞いてみました。
「最初の館内見学のときに思ったより館内が広くて部屋の数も多かったのでびっくりしました。
正直体験する前は、あまりしんどくないイメージだったけど実際に
体験したら思ったよりしんどかったです。発送作業のときには
目標を通りこして全て終わらせることができたのでとてもうれしかったです。
資料調査では普段あまり使ったことのない漢字ばかりでてきたので
とても勉強になりました。そして、収蔵庫清浄のときには大変だったけど
きれいになったのでとても心がスッキリしました。
この体験で学んだことを日常生活に生かして今後改めて頑張っていきたいと思いました。
三日間しんどかったけれど、楽しかったです。」
「職場体験学習をさせていただいて、仕事の大変さや、重要さ、責任感を学ぶことができました。
1日目は、館内見学をして、博物館の広さと仕組みに驚きました。
2日目は、資料調査を手伝わせていただいて、仕事の大変さを学び、
午後に明和中学校で展覧会広報をさせていただいて、自分が知らないところで、
色んな重要なことをしていることを知りました。
3日目は、来館者応対をさせていただいて、監視はずっと座っているので大変で、
受付とショップでは、たくさん資料があって、一人でそこを担当するのは
責任があることを学びました。3日間、ありがとうございました。」
3日間の体験、重労働や緊張する機会も多く、疲れたことと思います。
毎日、先生が様子を見に来てくれたのは、心強かったですね。
将来社会に出ても、今回のように、丁寧にお仕事をしてくれるといいなあと思っています。
色々な仕事を手伝ってくれて、とても助かりました。
3日間ありがとうございました。
これからも気軽に、博物館に遊びに来てくださいね。
いつでもお待ちしています。
(学芸員 袴田舞)

ツイートボタン
いいねボタン