博物館の今年の春の特別展
桑山玉洲のアトリエ
―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―
のチラシができあがりました。
チラシ表 チラシ裏
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今回の展覧会は、
江戸時代の紀州を代表する文人画家の一人である、
桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう、1746~99)が、
集めた絵や使った画材道具を、玉洲の代表作とともに展示します。
会期は
平成25年(2013)4月27日(土)~6月2日(日)です。
近年、玉洲が所蔵していた中国の書画や、玉洲が使っていた画材道具やハンコが、
玉洲とゆかりの深い旧家から一括で発見されました。
発見された中国の絵からは、玉洲が参考にした元ネタがたくさん見つかりました。
今回は、元ネタにした中国の絵と、そっくり写した玉洲の絵を並べて展示します。
また、玉洲が使っていた画材道具の中には、
使いかけの墨や筆、絵皿や絵の具も見つかりました。
まさに、制作現場のタイムカプセルです。
もちろん、玉洲の代表作も、あわせて展示しています。
200年前の画家のアトリエを、のぞいてみましょう!
会期中には、大幅な展示替えも予定されています。
前期:4月27日~5月12日 後期:5月14日~6月2日
今回の展覧会で初公開のものもたくさんありますし、
古くからよく知られている玉洲の名品も公開されます。
大作の襖絵や屏風も見どころの一つです。
ぜひ、この機会をお見逃しなく。
展覧会のくわしい情報は、近日、博物館のホームページ上で公開する予定です。(学芸員 安永拓世)
→和歌山県立博物館ウェブサイト