企画展「きのくにのむかしばなし」も昨日で終わりました。
ご来館いただきました皆様、ありがとうございました。
さて、この企画展の最中、高校生以下のかたがたに
博物館特製の缶バッヂをプレゼントしてました。
缶バッヂを6種類作成し、好きなものを選んでいただいておりました。
ここで、缶バッヂの人気ランキングを発表したいと思います。
まずは1位から3位まで。
第1位 猛虎図(桑山玉洲筆)
第2位 南紀男山焼(染付琴浦戯鴎図大皿)
第3位 鯨絵巻(マンボウ)
中間発表から、猛虎図が一気に追い上げ逆転し、1位になりました。
この缶バッヂプレゼントは「先着600名様」と宣伝していたのですが、
好評だったため、実は途中で追加作成しました(総計1000個作りました)。
この1位から3位までで600個以上出ました。
なお、マンボウは最終日には品切れ状態になってしまいました。。。
続いて4位から6位の発表です。
第4位 道成寺縁起(鐘に巻きつく大蛇となった清姫)
第5位 徳川頼宣像(山本養和筆)
第6位 熊野権現縁起絵巻(山の獣たちに育てられる王子)
こちらは3つで計300個近く出ました。
ただ、上位3つとくらべると数は半数以下で、
人気に偏りがでるという結果になりました。
人気の傾向としては、
・色合いがさわやかなもの
・絵が大きいもの
の人気が高かったように思います(あくまでも個人的な感想ですが)。
中間発表の時にも書きましたが、南紀男山焼の人気は意外でした。
逆に常設展の看板で使っている熊野権現縁起絵巻、
出版社から写真貸出の問い合わせの多い徳川頼宣像、
説明するまでもなく有名な道成寺縁起、
などは思っていたほど人気が出ませんでした。
結果としては、資料(文化財)をもとにバッヂを選ぶのではなく、
それ自体のデザインを見て選んでいただいたようです。
当然といえば、当然のことですが。
今回の企画は実験的な取り組みでしたので、
シブイものからカワイイもの、カッコイイものまで色々な種類を作ってみて、
皆さんの意見を聞いてみたい、というものでもありました。
今回の結果を参考に、次の取り組みに活かしたいと思います。
なお、缶バッヂのプレゼントは、昨日までで終了しております。
また次の企画にご期待ください。
(学芸員 坂本亮太)