本日、9月28日は、
和歌山県立博物館 新館開館20周年記念イベント
連続講座 ここまでわかった!きのくにの歩みの2回目
紀州の文人画研究の過去・現在・未来
―南海・玉洲・介石を中心に―
がおこなわれました。
天候にも恵まれ、講座への参加者は21名でした。
博物館講座のようすは、こんな感じです。
(以下、いずれも画像をクリックすると拡大します)
みなさま、ご参加いただき、ありがとうございました。
博物館のこれまで歴史の中で、紀州の文人画家、とりわけ祇園南海と桑山玉洲と野呂介石という紀州三大文人画家について、どのような展覧会を開き、どのような研究成果をあげてきたのかについて、時系列にそって、ご紹介いたしました。
また、博物館講座の後は、現在開催中の企画展
江戸時代の紀州の画家たちで展示している
南海や玉洲や介石の作品についても、少し展示解説をして、補足説明いたしました。
今回の企画展では、ごく最近発見された南海や玉洲や介石の作品を積極的に公開しており、
最新の文人画家の研究成果を反映した展示となっております。
それらの新出作品について、少し細かく説明し、紀州三大文人画家の研究史のおける位置づけと意義をお話しました。
今回の博物館講座との関連ではもちろんですが、展覧会としても、今回の企画展では、最新の研究成果を反映して、それらを積極的に公開したものです。紀州の画家についてご興味のある方は、ぜひ、お立ち寄りください。
展覧会は、2014年10月10日(日)までです。
(学芸員 安永拓世)
→江戸時代の紀州の画家たち
→和歌山県立博物館ウェブサイト