本日、3月2日は、企画展 文化財の「ことば」と「なまえ」展の最終日で、
6回目のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。
今日は昼前から好天に恵まれ、暖かい一日だったこともあり、
トークへのご参加者は、今回の企画展では最も多い、14名でした。
トークのようすは、こんな感じです。
みなさま、ご参加いただき、ありがとうございました。
今回は、展示の最終日ということもありますので、個人的にちょっと気に入っている作品の図版を掲載しておきます。
新竹図巻 祇園南海筆 (和歌山県立博物館蔵)
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山水図屏風 野呂介石筆 (和歌山県立博物館蔵)
(画像をクリックすると拡大します)
企画展 文化財の「ことば」と「なまえ」展は、これで終了です。
会期中にご来館いただいたみなさま、本当に、ありがとうございました。
展示を通してご紹介しましたように、文化財には、しばしば難しい名前や言葉が使われていますが、
そうした、言葉や名前自体が、ある意味では古くから使われてきた歴史的な用語でもあります。
今、難しいからといって、そうした言葉を使わないようにしたり、言葉を置き換えたりするのではなく、
そうした言葉とともに、文化財の魅力を伝えていくことこそ、
わたしたち学芸員に課せられた使命の一つであるとも考えています。
この展覧会を通して、そうした難しい文化財の言葉を少しでも身近に感じ、
少しでも使って、伝えていこうと思っていただけましたら幸いです。
博物館では、こうした取り組みを、今後も続けているつもりです。
今後とも、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。(学芸員 安永拓世)
→文化財の「ことば」と「なまえ」
→和歌山県立博物館ウェブサイト