11月8・9日の2日間、和歌山市立高積中学校の生徒2名が職場体験に来てくれました。
まずは、エントランス・展示室・2階展示コーナーの見学しました。
仏像やお面にとても興味を持ってもらえたので、けっこうじっくりと見て廻りました。
次に学芸員などが普段作業をする、裏の部分の見学をしました。
展示準備室、写場、収蔵庫、搬入口、警備員室、中央監視室などなどを見て廻りました。
午後は、急遽、資料の搬入を手伝ってもらいました。
12月からの企画展「和歌浦の風景」で展示する予定の屏風を、
搬入口から燻蒸庫まで運んでもらいました。
結構、重さもあり、また気を使ったため、相当疲れたと言ってました。
続いて、図書の整理作業ををしてもらいました。
年報、図録、書籍など、色々な種類の本をパソコンに入力してもらいました。
少しはExcelの使い方をマスターできたでしょうか?
これで一日目は終了です。
二日目は、まず前日に入力した図書を棚に配架していく作業です。
図書の配架も早く済み、午前中は少し時間があったので、
組み立て式の古文書収納用の箱を作ってもらいました。
その後、ガラス文鎮(ケサン)が欠けてないかチェックのうえ、綺麗に拭いてもらいましした。
午後は、受付などでお客様対応です。
ちょうど受付に入ってもらったときに、団体のお客様20人近くが入館されたため、
チケットをまとめて切って(ハンコを押して)もらいました。
結構忙しかったのではないかと思います。
また、博物館で提供している音声ガイドを聞いてもらいました。
お客様に説明するためには、どんなものなのか、
また使い方を知ってもらいたいということもあるので。
これで二日目は終了しました。
最後に二人に、職場体験の感想を聞いてみました。(本人たちの原文そのままです)
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11月8・9日に行かせてもらいました。
きん張しぱなしだった私たちにていねいに親切に仕事を教えて下さり、
なんというか安心しました。1日目の朝、ドキドキしながら博物館に着き、朝礼に参加しました。
自己紹介もきん張で声が小さくなったんですが、静かに聞いてくださって、うれしく思いました。
博物館の中を案内してもらい、いろいろな仕事場を見学させてもらいました。
とても物を大切に思っているんだと知りました。
2日目は、午前中は本の整理をさせてもらいました。
慣れない作業でかなり時間がかかりました。
午後は受け付けの仕事をしたんですが、
声が小さくてオドオドしている私にやさしく教えてくださいました。
ショップでも、本の数を足したりしました。
担当の坂本さん、働いている職員のみなさま、2日間ありがとうございました。
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普段知らない人と話すことが苦手な私は、ちゃんとこの仕事ができるのだろうかと、とても不安でした。
でも、ここで働いている方達は未熟な私達にとても親切で、
ていねいに仕事のないようを教えてくださって、とても心強かったです。
二日目、受付をしていた時に、ハンコをおさせていただきました。
監視をしていると、その時のお客様と出会いました。
そのお客様は私に「ありがとう」と言ってくれました。
すごく心が温かくなりました。
少し自分に自信がついた気がします。
二日間、ありがとうございました。
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二人ともお疲れ様でした。また、ありがとうございました。
二人とも、普段来ない場所に、職場体験に来ること自体、相当緊張していたようです。
慣れて緊張がほぐれて、ようやく仕事が楽しくなってきたところで、
職場体験も終了となり残念でした。
またお客様と接するところでも、相当緊張したようですが、
お客様から声をかけてもらい、安心し、少し自信がついたと言ってくれました。
良い経験になったのではないかと思います。
まだ、職場体験は何回かありますので、ご来館の皆様、
職場体験の生徒さんを見かけたら、是非、声をかけてあげてください。
(学芸員 坂本亮太)