
令和4年(2022)7月16日(土) ~ 8月21日(日)
人や物に名前があるように、土地にも呼び名、すなわち地名があります。国などの大きな範囲を指すものもあれば、道や田んぼなど狭い範囲を示す地名もあります。また地図などに載る公式な地名もあれば、いわば“あだ名”のように通称で呼ばれる地名もあります。
私たちが普段何気なく使っている地名。地名にはいったいどのような意味や歴史があるのでしょうか?地名は多くの場合、地域の歴史や地形などの特徴をもとに命名されています。ただし、その由来や意味については、現在では分からなくなってしまっている地名も少なくありません。また地名自体も移り変わりがあり、失われてしまったものなどもたくさんあります。いつ頃からあるのか、どのような意味があるのかなど、地名を調べることによって、その土地の成り立ちや性格などがわかることもあるのです。
この企画展では、和歌山県内の地名の由来やその移り変わりについて、昔の地図や記録などをもとに紹介します。“答え”がはっきりしているものばかりではなく、地名の由来は多くが“なぞ”に包まれています。地名について、あれこれと考え、“なぞ”解きすることの楽しさを知り、自分たちが住む土地に対しても愛着を持つきっかけにしていただけたらと思います。
みどころ
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地名が載る絵図がたくさん展示
この企画展では、和歌山県立博物館が所蔵する絵図・地図類を一堂に会して展示します。紀伊国全体を描いた絵図・地図5点、有田郡・伊都郡など郡を描いた絵図2点、和歌山城下町を描いた絵図5点などを紹介します。これらには地名がたくさん記されています。和歌山県にどのような地名があるのか、またそれがどのように移り変わっていったのかなどを絵図からたどることができます。
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現在、岩出市に中黒という地名がありますが、江戸時代の紀伊国絵図では「中ノ黒木」とでてきます。「中ノ(野)黒木」という地名が、省略されて現在「中黒」になったことがわかります。
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「ブラクリ丁」が描かれた絵図
江戸時代半ば頃の和歌山城下町とその周辺を描いた絵図。屋敷地は白色、寺社が赤色、道が黄色、川が浅黄色、町屋がねずみ色、村が黒色で表されています。特に和歌山城下町・和歌川の東側にある新通・新中通などの町名は、一丁目など数字のつく町名となっていますが、ヘツイヤ丁・山東屋丁・上ノユヤ丁など、別名が色々とあったことがわかります。
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そのほか、「ブラクリ丁」という町名が出てくるところにも注目!
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「七マガリ」が描かれた絵図
江戸時代半ば頃の和歌山城下町とその周辺を描いた絵図。道は黄色で、それ以外は無色となっています。町名・橋名、武家町では屋敷の主の名前が詳細に記され、寺社の名前は赤字で示されています。この絵図で、和歌山城の西側に「七マガリ」として、折れ曲がった道が描かれているところが注目されます。現在、ここには七曲商店街があります。
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「七曲」という地名の由来については、「浅井長政の妻「七曲殿」が滞在したことによる」という伝えもありますが、この絵図のようにくねくねと折れ曲がる道に由来する可能性もありそうです。
展覧会情報
会場 | 和歌山県立博物館 1階 企画展示室 |
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会期 | 令和4年(2022)7月16日(土) ~ 8月21日(日) |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日【ただし7月18日(月・祝)は開館し、翌19日(火)は休館】 |
観覧料 | 一般280円(230円) 大学生170円(140円) ※( )内は20人以上の団体料金。 ※高校生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方(同伴者を含む)は無料。 ※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。 ※毎月第1日曜日は無料(会期中では8月7日(日)) |
主催 | 和歌山県立博物館 |
関連事業
ミュージアムトーク(学芸員による展示解説)
日時 7/24(日)・8/21(日)
いずれも午前10時30分~11時30分
※新型コロナウイルス感染症流行の状況により、中止となる場合があります。
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会期中に「けんぱく・こどもゼミ」を開催します(事前申込制)
ダウンロード/File Download
チラシ (ダウンロード / PDFファイル / 962.89KB)
展示資料目録 (ダウンロード / PDFファイル / 892.50KB)
けんぱく・こどもゼミ チラシ (ダウンロード / PDFファイル / 1.47MB)
