今年2回目の職場体験です。
7月5日(火)から7日(木)の3日間、和歌山市立明和中学校の生徒2名が職場体験に来てくれました。
まず初日は、恒例の朝礼での挨拶・自己紹介を終えたあと、館内の見学をしました。
展示室からバックヤードへと、普段見ることができないところも見学してもらいました。
(博物館の温湿度管理について説明をうけています)
午後は、紀伊藩士の資料の整理で、調書作成。
1点ごとに資料のスケッチをとり、寸法を計測してもらいました。
物の用途、名称などわからないことだらけで、なかなか難しかったようです。。。
2日目は、おもに白浜町内の古文書の撮影と収蔵庫の掃除。
また夏休みのイベントで配布予定の缶バッジの作成をしてもらいました。
3日目は、おもに受付など来館者対応。
この日は中国からの団体が来ることになっていたので、
学芸員と一緒にその対応をしてもらいました。
今回は、担当学芸員が日替わりというイレギュラーな形になり、
職場体験に来てくれた生徒さんも、少し戸惑ってしまったかもしれません。
申し訳ありませんでした。
さて、職場体験3日間を終えて、感想を聞いてみました。
「ちょっと昔の巻物とか、仏像を博物館に持ってくるだけなのに、
トビラを何層にもしたり、くん蒸とかもしないといけなくて、
保管するには温度とか湿度を気にしないといけないから、めんどくさそうでビックリした。
裏でたくさんの人達が働いて、博物館が成り立ってると思ったら、すごいなと思った」
「三日間やって、これから役立ちそうなことがたくさんあったと思います。
これを活かして、これからいろいろなことをして、
いろいろなことに役立てられるようにしたいと思いました。
とても良い経験ができたと思います。」
2人とも3日間お疲れ様でした。
次来るときは(夏休みの宿題で来るそうですが)、
ぜひ友達に博物館の知られざる部分を話して、
自慢しちゃってください。
(学芸員 坂本亮太)