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平成28年度職場体験④ 和歌山大学教育学部附属中学校

本年度の職場体験第4弾です。
10月4日(火)~6日(木)の三日間、
和歌山大学教育学部付属中学校の生徒(男子)2名が来てくれました。
10月4日(火)初日は、例の如く、朝礼で自己紹介をしてもらったあと、
館内の表と裏の見学をしてもらいました。
博物館の展示はもちらんのこと、収蔵庫で保管されているもの、
また警備や電気・空調管理などの仕事に携わっている人などの紹介をし、
博物館内で行われているいろいろな仕事を知ってもらいました。
博物館の収蔵品(火縄銃)を実際に手にとってもらいました。
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午後はよその博物館のポスター・チラシの整理、
また館蔵資料の整理作業をしてもらいました。
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二日目(5日)は、午前は古文書の写真撮影。
本格的に撮影しました。全部で450カットくらい撮影しました。
ただ、台風(警報発令)のため、残念ながら昼前に中止になりました。
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三日目(6日)は、朝にまず展示室内のガラス拭き。
ちょうどこの時、学校の先生も確認に来てくれてました。
川中島合戦図屏風の前のガラスをふきふき。
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その後、資料目録のデータ入力。
昔に作成した資料目録はパソコン入力(データ化)されていいないので、
そのデータ化を手伝ってもらいました。
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午後は、受付など来館者の対応。
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残念ながらお客さんが少なかったのですが、何人かにはチケットを渡すことができました。
待っている間は、音声ガイドの確認や館内配布用の資料の準備もしてもらいました。
三日間の職場体験を終了し、二人に感想を聞いてみました。
「今回、博物館の職場体験で一番楽しかったのは、古文書の写真撮りと、館内にある刀や鉄砲などを触れたことです。特に印象に残ったのは、古文書の写真撮りです。すごい大きな機械を使って、写真を撮るのは楽しかったです。また、パソコンに資料を打ち込むのは最初はしんどかったけど、途中から少し慣れてきて良かったです。今回の体験で、博物館の仕事といっても、受付や警備、空気や水を管理する人がいて、博物館が成り立っていることを知りました。この職場体験を将来にいかしていきたいです。」
「博物館にはたまに来たりはしていたのですが、仕事はどういう事をされているかというのが全くわからなかったので、今回職場体験があると決まった時には、何をするのか全く検討がつきませんでした。が、話を聞いているうちにますます意味がわからなくなってきました。意外にも働いている人は多く、今までは客としてしか博物館に来たことがなかったので、これを一つの収穫とさせていただきます。さらに、実際に自分が体験してみると(こう言ってはなんですが)、なかなか楽しかったです。全3日の中の3日目の体験では、来館者対応(受付・ミュージアムショップ・監視)をやりまいたが、これは客として来た時にも見ていたはずなのに、意外に思った事や見ていた事とは違うというのが、印象に残りました。一番楽しかったのは、昼食―ではなく二日目に体験した写真撮影作業(資料の撮影)でした。全体を通して、一番の印象は「こんな事していたのか」ということです。今度から客として来るときには、今までとは違った見方をするでしょう。どうもありがとうございました。」
ありがとうございました。
途中で終わってしまったとはいえ、写真撮影が印象に残っていたようです。
撮った写真のいくつかも、記念にプレゼントしましたので、思い出とともにとっておいてくださいね。
博物館は学校の隣にあるので、学校帰りにでも寄ってくださいね。
   (学芸員 坂本亮太)

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