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特別展が始まりました

 特別展「紀伊国桛田荘と文覚井 ―水とともに生き、水を求めて闘う―」が始まりました。12月1日までです。
 紀伊国桛田荘は、現在の和歌山県伊都郡かつらぎ町の西部に位置する笠田地域を荘域とする荘園です。荘域の西端には穴伏川が流れ、静川荘・名手荘(いずれも紀の川市)と接し、南端には紀の川が流れ、志富田荘(かつらぎ町)と接しています。
 今回のみどころを紹介します。
 ◆荘園領主であった神護寺と桛田荘の鎮守であった宝来山神社とに、ほぼ同じ構図の桛田荘絵図が二枚残されています。これまで二枚の絵図を並べて見る機会はあまりありませんでした。今回、神護寺と宝来山神社のご協力を得て、二枚の桛田荘絵図を並べて展示しています。
二枚の絵図(D3A_2749)(画像をクリックすると拡大します)
◆桛田荘絵図に描かれた「八幡宮」・「堂」の後身といわれ、人々の結集の場であった宝来山神社・神願寺が、現在も同じ境内に建っています。今回、宝来山神社と神願寺の全面的なご協力を得て、悉皆調査を行うことができました。展示では、宝来山神社・神願寺の文化財を紹介し、その歴史をたどります。
展示風景(D3A_2752)(画像をクリックすると拡大します)
 ◆今回の展覧会では、桛田荘とその周辺地域である志富田荘(かつらぎ町渋田地域)、静川荘(紀の川市名手上・平野・名手下)の文化財について、各地域の方々のご協力によって調査を行うことができました。その調査成果の一端をご紹介します。
展示風景(D3A_2760)(画像をクリックすると拡大します)
 今日(27日)13時30分からミュージアム・トークを行い、18人の方の参加がありました。併せて、教育広報テレビ番組「はばたく紀の国」 ~ 教育は今 ~ の収録も行われました。今回の展覧会にあわせ、県立博物館の活動を紹介する「郷土を愛し、守り育てる ~先人たちの努力と知恵を知る~」は、11月17日 10時30分から テレビ和歌山で放映されます。和歌山県教育委員会のホームページでも、公開される予定です。是非、ご視聴ください。
D3A_2511 (トーク風景) D3A_2529(撮影風景)(画像をクリックすると拡大します)
次回のミュージアム・トークは11月2日(土)です。
和歌山県立博物館ウェブサイト
(主任学芸員 前田正明)

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