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「見たい資料が展示されていないなあ」というお客様へ-当館収蔵資料の展示方針について-

 いつも和歌山県立博物館をご利用いただき、まことにありがとうございます。
 当館では約3万点ほどの館蔵品や寄託品など収蔵品を有効に活用しながら、和歌山県の魅力あふれる歴史や文化をさまざまな観点からご紹介するべく、1年間を通じて、常設展・企画展・特別展やスポット展示、マイミュージアムギャラリー、ロビー展示などを開催致しております。
 展示公開にあたっては、資料をこれからも長く守り続けるということに細心の心配りを行い、環境面からの劣化を最小限に留めるため温度や湿度、照度を厳重に管理し、また公開期間を年間の一定期間に留めています。そのため、当館所蔵の紀州本川中島合戦図屏風や、和歌山県内の寺社などから寄託を受けている重要資料など、多くの方がご鑑賞をお望みになる資料が、いつでも展示されているというわけではなく、皆様にご不便をおかけ致しております。
 博物館ではこれからも、展示テーマ、資料の状態、地域バランス、時代、ジャンルなどさまざまな要因を勘案してバランスよく展示資料を選定しながら、ご要望の多い資料についても展示公開する機会を多く確保できるよう、計画的な展示公開を心がけて参ります。なにとぞご理解のほどをお願い申し上げるとともに、皆様からの「これを見たい!」というご要望を、心からお待ち申し上げております。
 なお、鑑賞をご希望される資料が当該年度で出陳されるかどうかにつきましては、どうぞ県立博物館までお問い合わせ下さい。

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