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企画展「きのくに・漢詩の世界」のコラム第1回

七律詩書「遊紀三井山題大悲閣」
(しちりつししょ きみいさんにあそび だいひかくにだいす)
 祇園南海筆(ぎおんなんかいひつ)  1幅
江戸時代(18世紀) 和歌山県立博物館蔵
552七律詩書(祇園南海)179
 紀伊藩の儒学者で、紀州の三大文人画家の一人として知られる祇園南海は、若いころから漢詩人として、全国的に名前の知られる人物であった。本品は、南海自作自筆の七言律詩で、海上から紀三井寺を眺めて詠んだ詩である。紀三井寺の三井水や応同樹についての故事を、詩の中にもりこんでいる。没後33年後に刊行された『南海先生文集』に、ほぼ同一の漢詩が収録されている。(学芸課長:竹中康彦)
企画展「きのくに・漢詩の世界」は、6月13日(土)~7月12日(日)まで 
詳細は、こちら→ 企画展「きのくに・漢詩の世界」
博物館HP   →  和歌山県立博物館ウェブサイト
▲ 2014-04-12 コラム コメント : 0 トラックバック : 0

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