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企画展「きのくに・漢詩の世界」のコラム第2回

五律詩書「登慶德山有感」
(ごりつししょ けいとくさんにのぼりて かんあり)
 徳川治宝筆(とくがわはるとみひつ)  1幅
江戸時代(19世紀) 長保寺蔵
553冬日有感
 紀伊徳川家10代藩主・徳川治宝(1771〜1853)は、文芸に強い関心を有した藩主であった。その治宝が、長保寺を訪れた際に詠んで、長保寺へ奉納した自作・自筆の五言律詩の漢詩である。第二句に「換壇石径通」とあるのは、長保寺大門から入って、右手の御成門・御廟門を経て、歴代藩主の墓所へと向かう石畳の道をあらわしているのであろう。(学芸課長:竹中康彦)
企画展「きのくに・漢詩の世界」は、6月13日(土)~7月12日(日)まで 
詳細は、こちら→ 企画展「きのくに・漢詩の世界」
博物館HP   →  和歌山県立博物館ウェブサイト
▲ 2014-04-12 コラム コメント : 0 トラックバック : 0

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